代表的なガラスの種類

窓ガラス種類

今日では様々な機能性ガラスが各メーカーより開発され窓ガラスの高機能化が推進されております。板硝子協会の調べによりますと、平成11年戸建て住宅における複層ガラスの普及率は57.9%に対し平成25年には96.1%となり、ほぼ複層ガラスは標準化しております。

従来の単板ガラスも数多く存在していますが、今後のガラス修理交換においては徐々に複層ガラスの割合もおのずと増えていくことと推察されます。一般の方が単板ガラスと複層ガラスの違いを見極めるのは難しいかもしれませんが、こちらのガラス種類のコーナーでは分かりやすく解説しております。

フロートガラス

フロートガラス

戸建てからビル建築まで建物に多用されている一般的な「透明ガラス」。2mm~8mm厚が最も普及しています。割れた場合鋭利に破損するためとても危険です。高所や特大の窓ガラスへは飛散防止フィルムを貼るなどの安全対策をおススメします。

梨地ガラス

梨地ガラス

主に戸建て住宅の中窓未満に採用されている「くもりガラス」。厚さは2mmで90㎝×90㎝以内の大きさがほとんどで、片面に凹凸があります。室内引戸などにも採用されています。

型板ガラス

型板ガラス

梨地ガラスによく似ていますが「型板ガラス」の厚みは4㎜と6㎜が一般的です。片面に凹凸があるのが特徴でプライバシー配慮が必要な窓に採用されています。

すり(ケシ)ガラス

すり(ケシ)ガラス

フロートガラスの片面に細かいキズを付けた「すり(ケシ)ガラス」。新品時は艶消し乳白色で加工面に水分が付着すると透けて見えるのが特徴です。厚さは2mm~5mmが一般的で主に和風建築や団地などに採用されています。

ぼかしガラス

ぼかしガラス

すり(ケシ)ガラスと同様ですが、任意の範囲のみすり(ケシ)加工を施したもの。主に和風建築や店舗などに採用されています。ここ最近はお目にかかるのもめっきり減りました。

フロスト(タペ)ガラス

フロストガラス

すり(ケシ)ガラスと同様、片面にキズを付けたのち加工面に特殊な化学処理を施して仕上げたもの。すり(ケシ)ガラスと異なり、汚れの吸収がなく僅かですが艶がでます。最近の建物にはこの「フロスト(タペ)ガラス」が採用されています。

網入り透明ガラス
(ヒシワイヤ)

網入り透明ガラス(ヒシワイヤ)

透明の板ガラスの中に網を封入したもので防火ガラスとも呼ばれます。主に防火地域の建物やマンションなどに採用されています。厚みは6.8mmと10mmが一般的で網目は2種類あります。ワイヤが封入されているため飛散防止効果が期待でき火災時の延焼類焼を防ぐメリットがある一方で、温度差が起因する熱割れやワイヤ腐食が起因する錆割れなどのデメリットがあります。

網入り透明ガラス
(クロスワイヤ)

網入り透明ガラス(クロスワイヤ)

ヒシワイヤ同様の防火ガラスです。厚みは6.8mmでヒシワイヤとの違いは網目の違いのみです。他性能は同一です。

網入り型板ガラス
(ヒシワイヤ)

網入り型板ガラス(ヒシワイヤ)

網入り透明ガラス同様の防火ガラスです。厚みは6.8mmで異なるのはプライバシー配慮するための型板模様があることのみです。型板ガラス同様に片面に凹凸があります。網入りガラスの他性能は同一です。

網入り型板ガラス
(クロスワイヤ)

網入り型板ガラス(クロスワイヤ)

網入り型板ガラス
(ヒシワイヤ)と同じく6.8mmで、異なるのは網目のみです。

線入り透明ガラス
(タテワイヤ)

線入り透明ガラス(

透明の板ガラスの中にワイヤを封入したものです。主に防炎垂れ壁や一般住宅の出窓、マンションの窓などに採用されています。厚みは6.8mmと10mmが一般的でワイヤは網目ではなく直線で約5㎝間隔で封入されています。ワイヤが封入されているため飛散防止効果が期待できますが、温度差が起因する熱割れやワイヤ腐食が起因する錆割れなどのデメリットがあります。

線入り型板ガラス
(タテワイヤ)

線入り型板ガラス

線入り透明ガラス
(タテワイヤ)と性能は変わらず厚みは6.8mmで異なるのはプライバシー配慮するための型板模様があることのみです。型板ガラス同様に片面に凹凸があります。線入りガラスの他性能は同一です。

複層透明(ペア)ガラス

複層ペアガラス

2枚の板ガラスの間に空間を設けて窓の断熱や結露防止を高めたガラスです。板ガラスとスペーサーの組合せにより様々なガラス構成(厚み)があります。見た目は単板ガラスとあまり変わりませんが画像のように斜めから見るとシルバー色に見える物がスペーサーという部品で、この厚み分が空間層です。空間層の中にアルゴンガスを封入したものや、ガラスにコーティングをしたLow-eガラス等もあります。年々空気層も増す傾向にありますが、6㎜~12mmが一般的なサイズです。

複層型板(ペア)ガラス

複層ペア型板ガラス

複層透明(ペア)ガラスと性能は変わらず異なるのはプライバシー配慮するための型板ガラスが採用されていることです。キッチンや勝手口、浴室やトイレなどが代表的な例です。

真空(ペア)ガラス

真空ガラススペーシア

リフォーム用エコガラスの人気製品です。日本板硝子社が独自開発した真空ガラスで、断熱・遮熱・防露等の効果が期待できるガラスです。サッシ交換は不要でガラスのみを交換します。透明タイプ・くもりタイプ・網入りタイプとあります。

強化(テンパ)ガラス

強化(テンパ)ガラス

見た目はフロートガラスと変わりませんが約3倍の強度があります。比較的、面の衝撃には威力を発揮しますが点の衝撃には弱いです。強化ガラスが割れるとガラス一面が粒状となり粉々に破損しますので、他のガラスと比べた場合、破片によりケガを負うリスクを軽減できます。 学校などにはスクール用の強化ガラスがあります。加工製品のため、あとから切ったり削ったりすることはできません。

防犯(合わせ)ガラス

防犯(合わせ)ガラス

空き巣の侵入手口で最も多いガラス破りに対抗するために開発されたのが「防犯(合わせ)ガラス」です。特殊なフィルムシートをガラスとガラスで挟み込み圧着したもの。フィルムシートの厚みは30mil(0.75mm)~90mil(2.25mm)が一般的。透明3mmガラスとの組み合わせの場合、総厚6.75mm~となりますが組合せにより総厚は変動します。※画像は型板ガラスとフロートガラスの組み合わせ例

浴室ドア用アクリル板

浴室ドア用アクリル板

浴室ドア用のアクリル板(かすみ柄)です。以前の浴室ドアは型板ガラスが採用されていましたが、安全面への配慮から現在はアクリル板が採用されております。ガラスと比べ10倍以上の強度があり軽量なためとても良い製品ですが、コストが高いのが玉にきずです。折れ戸タイプなら2mm厚、ドアタイプなら3mm厚が一般的です。※画像はドアタイプ3mm厚
売れ筋ランキング

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  • 窓ガラスの防音対策

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    例年5月~10月は窓を開ける時間が長くなります。主には換気や通風等ですが窓を開けることによって生じる弊害があります。

    窓からの音漏れや侵入です。窓を閉めて解決できれば良いのですが、気になる音量は人それぞれ。

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    自分の音に悩んでいる、他人の音に悩んでいる、変えようにない音に悩んでいる方はお気軽にご相談ください。

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